少食な子供に対して、お母さんが「食べなさい」としつこく言っていることが多いようです。少食の子が、お母さんから強制的に「食べなさい!」と言われ、大きなプレッシャーを感じていることは多いのです。そうなると、家族での食事の時間は、団らんどころではなくなってしまいます。それはまさしく、監視状態と言えるでしょう。これでは、子供もリラックスなどできず、食べたくなくなるわけです。
また、お母さん自身が、太ることに極端に敏感になっているのも、子供が少食になる原因になることがあります。女の子だったら4歳にもなれば、同じ女として、お母さんの気持ちをわかっているものです。そんな少食の女の子は、たくさん食べることは良くない、美しくないという意識を、お母さんによって植え付けされているのかもしれません。
心当たりのあるお母さんは、「食べることは大切なこと」だということを、しっかり教えてあげてください。その場合、お母さんがおいしく食べるところを、子供さんに見せてあげてくださいね。子供は、きっとお母さんを真似しようとするでしょう。
そして、食事とはやっぱり楽しみながらするものです。だから、少食の子には、楽しくお話しながら食べさせてあげることが必要なのです。また基本は、外でいっぱい遊んで、おなかをすかせて、たくさん食べられるようにすることです。いっぱい遊んで楽しんだ後は、おいしいものを食べましょう、という感じで、食事の時間も楽しくすることが大切です。
また、食卓を楽しく演出する工夫をするのも良いでしょう。たとえば、赤いトマト、緑のキュウリ、黄色いコーンを使ったサラダなど、料理の彩りを考えると、見た目にもおいしく、楽しくなります。そして、たまにはお弁当を持って、公園などに出かけてみるのもいいですね。
みんなで外で食べるお弁当は、子供にとって楽しい食事に間違いありません。このようにお母さんが少し工夫するだけで、子供さんも少しずつ変わってくると思います。子供さんのために、楽しい食卓を演出してみてください!